震災法律相談Q&A

2011年3月11日に起きた地震や津波に遭われた方々の力になれればと思います(弁護士法人杜協同)

不動産の問題

権利証を紛失した場合

Q:今回の津波によって家を流されてしまいました。 家と土地の権利証が流失してしまいましたが、権利証はどのような書類だったのですか。 A:権利証は登記が完了した際に法務局から買主などの登記権利者に交付される書類です。 正式には登記済証といい、新た…

被災市街地の建築制限

Q:今回の津波で家が流されて消失してしまいました。 直ぐに新しい家を建て直そうと思ったのですが、法律でできなくなったと聞きました。 本当でしょうか。 A:建築基準法84条は市街地に災害のあった場合に、区域を指定して最大2ヶ月間その区域内の建築物の…

マンションの建替え

Q:青葉マンション管理組合の理事長をしている者です。 当マンションは今回の地震により、建替えをしなければならないほどに損傷してしまいました。 建替えに当たってはどのような手続が必要でしょうか。 A:区分所有者の頭数と議決権(専有部分の床面積に…

罹災証明書(その3)

Q:私の町でも罹災証明書が発行されるという広報がなされました。 罹災の程度が4段階に分かれていると聞いたのですが、そうなのですか。 A:全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊の4段階に分かれます。 このどの段階に該当するかによって支援金額が違ってきます…

マンションの復旧

Q:青葉マンション601号室を区分所有して住んでいる者です。 地震でマンションが大きく損壊してしまいました。 復旧させるには、法律上どうしたらよいのでしょうか。 A:まず、マンションの自室部分は、建物の区分所有に関する法律(以下「区分所有法」と…

被災建築物応急危険度判定制度

Q:昨日、市の災害対策本部から来た方が、私の住宅の外観を見ていき、大丈夫だということで緑色のステッカーを貼っていきました。どういう制度なのですか。 A:被災建築物応急危険度判定というものです。 市町村の災害対策本部が、専門家を派遣して被災した…

罹災証明書(その2)

Q:前回罹災証明書についてお聞きしたので、早速市役所に行ってきました。 但し、調査しないと証明書は出せないと言われ、届出証明書しかもらえませんでした。 A:確かに、罹災証明を行うには、原則として現地調査が必要ですので、申請してもすぐに罹災証明…

住宅の応急修理制度について

Q:今回の地震で家が半壊してしまいました。 屋根を直すことができれば住むことができるのですが、修理費用が準備できません。 行政上の制度がありませんか。 A:災害救助法23条8号に規定している「住宅の応急修理制度」を使えるかもしれません。 この制度は…

がれき処理の問題

【自宅敷地内のがれきの処理】 Q:津波で家が倒壊したため、避難所生活を送っています。 自宅の敷地にはがれきが山積みになっているようであり、復旧の支障となりそうです。 なんとかならないのでしょうか。 A:災害対策基本法64条に基づいて自治体が撤去…

ブロック塀の倒壊

Q:今回の地震で私の家のブロック塀が倒壊してしまい、隣の家の車庫の一部を壊してしまいました。 損害を賠償しなければならないのでしょうか。 A:そのブロック塀は何時築造したものですか。 Q:20年前の自宅新築時に作ったブロック塀ですので、平成3年…

津波で放置された自動車

Q:津波で街中に自動車が壊れたまま放置されています。 道路にも公園にも私の自宅の敷地にも壊れた自動車が山積みになり、復旧の支障になっています。 なんとかならないのでしょうか。 A:津波で流されたまま放置された自動車は復興活動の大きな妨げになって…

境界の確定について

Q:津波で家のある街全体が消失してしまいました。私の土地も隣地との境界標の行方が全く判らなくなってしまったのです。 A:「境界」といっても公が決めているもの(公法上の境界)と私人間のもの(私法上の境界)があり、両者を区別することが必要です。 …